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愛媛のニュース2010年01月20日(水)

「日清戦争は侵略」 史料から「坂雲」検証

 NHKがドラマ化し2009年11月に放送を始めた故司馬遼太郎さんの小説「坂の上の雲」をめぐり、その歴史認識を問題視している「えひめ教科書裁判を支える会」メンバーで今治市の古書店経営高井弘之さん(54)が、関係史料などを基に小説を論評した冊子「検証『坂の上の雲』」(A4判、115ページ)をこのほど発行した。
 高井さんによると、司馬さんは同小説で明治期の日本について▽日清戦争で清国や朝鮮を領有しようとしたのでなく多分に受け身だった▽日露戦争は追い詰められた末の防衛戦▽朝鮮半島の植民地化は、帝国主義に仲間入りするか他国の植民地にされるかの二者択一でやむを得なかった―などとしている。
 これらの記述に対し、高井さんは当時の外相、外交官、軍人の記録などから「間違い」と指摘している。

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